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マルハナバチは植物の開花を1か月早める能力を持っているという話(スイス)

ミツバチ科のマルハナバチは植物の葉っぱに穴を開ける事で植物によっては通常よりも1か月も早く開花を促進させる事が出来るという能力を持っている事がスイスの研究チームによって発見されました。

絶滅の危険があるマルハナバチの特殊な能力を発見


by:newscientist.com

ミツバチは通常、春に冬眠を終え外に出てきて新しく咲いた花の花粉を食べます。その為、冬眠を終える時期が早すぎると植物はまだ花を咲かせていないので食べられる花粉も無くミツバチは飢えてしまいます。

昨今の温暖化の気候変動による影響で、北米とヨーロッパの一部の地域ではミツバチ科のマルハナバチが絶滅に追い込まれる可能性が大幅に高まっています。

これは気候変動によってマルハナバチが春の天候の状態が予測不能になってしまい、花粉を食べる時期と植物が花を咲かす時期がずれていってしまっている事が大きな原因です。


by:newscientist.com

しかし今回の研究でマルハナバチはある特殊な能力を持っている事が発見されました。スイスのチューリッヒ工科大学の研究チームはマルハナバチが口を使って植物の葉に小さな穴を開ける事で、その植物は通常より早く開花させる事が出来るのです。

これらに関して研究チームは屋内外の実験を行う事で、マルハナバチが餌を奪われた環境に置かれた場合にトマトやカラシナの葉に穴を開ける可能性が高い事を発見しました。

なんとトマトは1か月も早く開花を早める事が出来ました。


by:unsplash.com

実験の結果をしてはマルハナバチによって葉が損傷されたトマトは通常より30日早く開花、カラシナは16日早く開花する事を記録しています。

ただ、こういった結果は出るものの葉の損傷と早期に花が咲く事の原理についてはまだ謎に包まれています。

植物は干ばつ等による強いストレスに反応する事で開花時期を加速させる事はわかっていますが、昆虫被害による影響に関してはまだあまり研究が行われていません。

研究の中で植物の葉に人の手で穴を開けてみるなどの実験を行いましたが、それらは早咲きを誘導する事は結果には繋がりませんでした。

この事からミツバチが口を使って葉に穴を開ける際に唾液等に含まれる化学物質が混入する事で、何かしらの花を早く咲かせる様な刺激を与えているのではないかと予想されています。

この発見は絶滅を防ぐ大きな手段になるかもしれません。

研究チームはこれらを将来の研究の材料にし、探究していきたいと熱意を語っています。

研究に一緒に参加しているチューリッヒ工科大学Mark Mescher氏はマルハナバチが植物の開花を調整できる事はマルハナバチが今後の気候変動に適用する為に大きく役立つかもしれないと述べています。

仮にマルハナバチが冬眠を早くに終えて外に出てきてしまった場合でも、空腹になる前に植物の開花時期を早める様に出来る事をコントロール出来れば飢える事もなくなり、絶滅を防ぐ大きな手段になるかもしれません。

この記事の簡潔なまとめ

マルハナバチが植物の葉に刺激を与える事で植物の開花を早める事が出来るという、まだ人間では多くの事が原理を解明されていない特殊な力を持っています。

昨今世界中で世界中でミツバチいなくなっている事が大問題となっています。ミツバチが巣箱から姿を消してしまい、養蜂農家にとっても大きな被害となっているのが現状です。

こういった今回の研究からでも世界中のミツバチの死滅を防ぐための何かしらの対策が生まれる事を願っています。

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