護送中の事故で逃亡したギャング射殺。政治家や警察官たちとギャングの繋がりが徐々に明らかに(インド)

インドのギャング、ビカス・デュベイ(Vikas Dubey)容疑者が銃撃戦によって8人の警察官を殺害し、逃亡していた事がインド国内では連日見出しを飾る大きな話題となっていました。
その1週間後に逮捕されたドゥビー容疑者ですが、護送車の交通事故によって逃亡を図ったところ、警察官に射殺されたというニュースが更に大きな話題を生んできます。
護送車が横転した隙に逃亡をはかるも、警察官に囲まれて射殺される
【護送中に逃亡し、射殺された容疑者】by:bbc.com
昨日9日に逮捕されたドゥビー容疑者が本日マディヤプラデーシュ州からウッタルプラデーシュ州のカンプールへ護送される際に交通事故によって横転した車から逃げ出した後、警察によって射殺されたと世界的なニュースで報じられています。
警察によると、デュベイ容疑者は事故のどさくさに紛れて警察の銃をひったくり逃走を図ったものの、それを取り囲んだ警察たちが容疑者へ降伏の説得を試みましたが、それに応じなかった為に胸に3発、腕に1発の銃撃を受けた事によって死亡したと説明しています。
Kanpur: Latest visuals from the site of UP STF car convoy accident and encounter of #VikasDubey in Kanpur.
Large number of people, police and media personnel seen in the area. pic.twitter.com/46hPDZ55R0
— ANI UP (@ANINewsUP) July 10, 2020
カーンプル警察は以下の様に説明を行っています。
“『車が横転し、警官と被告人が負傷しました。その後、ドゥビーは負傷した警官から銃を手に取り、逃走しました。その後警察チームは彼を追い詰め、取り囲んで降伏させようとしましたが彼はそれを拒否して発砲を開始しました。自分の命を守るために反撃しなければならなかったのです』
”
“『デュベイ容疑者は負傷して病院に運ばれましたが、治療中に死亡しました。』
”
同容疑者のグループは先週の金曜日にカーンプルの村で警察官を8人殺害して逃亡した後、事件のあった村から1500キロ離れたマディヤ・プラデーシュ州のマハカル寺院にて昨日寺院の警備員に逮捕されました。
本当に交通事故は起こったのか?隠ぺいの為の警察の工作の可能性が疑われている
【襲撃事件から射殺までのデュベイ容疑者の時系列】by:indiatimes.com
一部の報道では、デュベイ容疑者は1週間の逃亡ののち、寺院にて自首する事を選択し、寺院の警備員に対して警察を呼ぶように指示を行ったとも言われています。
その為、今回の殺害は地元警察が作り出したシナリオで無いかという疑いがかけられている事で国内では更なる話題となっており、議会は「何故、自首したはずのデュベイ容疑者が逃亡をはかろうとしたのか」「何故、彼の自動車だけが横転をしたのか」等の追及を行っているとの事です。
50代であったデュベイ容疑者は殺人、誘拐、恐喝等60件以上の刑事事件を抱えていたそうです。しかし、裏で警察や政治家との強い繋がりを持っていたとされる容疑者はいずれの事件においても有罪判決を免れていました。
ウッタルプラデーシュ州の20番目の首相を務めたアキレシュ・ヤダフ氏は、自身のTwitterで『彼の殺害によって政治家と犯罪者の結びつきについての秘密を隠すのに役立っただろう』とコメントしており、証拠の隠ぺいの疑念を示唆しています。
カーンプルの村で8人の警察官が殺害された事件の時、殺人未遂事件の容疑でデュベイ容疑者を逮捕する為に彼の村に向かった大規模な警察官のチームは、屋上からの無差別の発表によって不意を突かれたそうです。
この待ち伏せによる奇襲は地元の警察官からの密告によって成功したもので、デュベイ容疑者は襲撃成功後に多くの部下を連れて村から逃げて行きました。
既に州政府は既にデュベイ容疑者の家を取り壊し、大規模な捜査を開始しています。また、彼と警察官の癒着を調べる為に約200名の警察官が調査され、既に彼の手助けを行っていたとされる2名の警察官は逮捕され、60人以上の地元の警察官は追放されている様です。
デュベイ容疑者の妻と子供は現在、事情聴取の為に連行されている様です。
関連記事
新しい記事
2024年までにアメリカの大麻産業は国内の経済を1300億ドル押し上げると予想される
チェコ共和国ではCBD製品の自動販売機を年内に主要都市の50か所に設置
韓国は産業用大麻(マリファナ)の生産における特別な「自由区」を設定
大麻(マリファナ)産業をゼロから8週間で学べるカリキュラムがスタート(カリフォルニア)
ジャマイカの大麻(マリファナ)産業の規則が国際市場で成功する為に新しく改正される
女性に向けての大麻(マリファナ)マーケティングが必要な5つの重要な理由

SECULTURE(セカルチャ)では今世界で起こっている大麻(マリファナ)に関してのニュースや合法化事情、話題、関心事を紹介します。
現在日本では大麻は一部の成分(CBDなど)を除いて厳しく違法とされていますが、大麻について良い意見を持っている方、悪い意見を持っている方に対してSECULTUREは中立な立場で良いニュースも悪いニュースも配信していく方針です。
※このサイトではあくまでも世界で話題になっている大麻の有用性についてのニュースを紹介するもので、日本国内で大麻の利用について違法行為を推奨するものではありません。
- アメリカ (17)
- CBD (7)
- 合法化 (6)
- NASA (5)
- 新型コロナウイルス (5)
- イスラエル (5)
- 医療用大麻 (4)
- 大麻 (4)
- 香港 (3)
- 韓国 (3)
- メキシコ (3)
- 火星 (3)
- イギリス (3)
- 栽培 (3)
- コロラド州 (2)
- ソーシャルディスタンス (2)
- 学生 (2)
- マスク (2)
- コロナウイルス (2)
- 医療用 (2)
- カリフォルニア (2)
- 研究 (2)
- 大麻産業 (2)
- 動画 (2)
- AI (2)
- 中国 (2)
- ノルウェー (2)
- 3Dプリンタ (2)
- オークション (2)
- google (2)
- ロシア (2)
- スイス (2)
- イングランド (2)
- 絵画 (2)
- ゴッホ (2)
- オランダ (2)
- デモ (2)
- キュリオシティ (2)
- 写真 (2)
- インド (2)
- パンデミック (2)
- 宇宙 (2)
- オーストラリア (2)
- フィリピン (2)
- アルゼンチン (2)
- カンナビジオール (2)
- 石鹸 (1)
- 入浴剤 (1)
- オレゴン州 (1)
- イリノイ州 (1)