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MML(医療大麻に関する法律)を成立させた州は借入のコストが増加していた事が判明(アメリカ)

ルイジアナ州のテュレーン大学の専門家たちが1990年から2018年までのデータを元にMML(医療大麻に関する法律)を成立させた州はが地方債にどの様な影響を与えたのかを調査しました。

結論からすると、MMLを成立させた州は借入の費用が増加したという結果が出たそうです。

MML(医療大麻に関する法律)の成立した州は借入コストが増加している


by:pymnts.com

現在アメリカ国内では大麻(マリファナ)の自由化は、マスコミ、医療関係者、立法者、社会活動家の間で数多くの議論を巻き起こしています。

アメリカには大きな法律として連邦法と州法があります。前者はアメリカ全体としての最高法規、後者は各州ごとに定められた法律です。日本で言うところの日本国憲法と、各地方自治体ごとの条例の様な物です。

大麻に関しては、アメリカの連邦法では未だ違法とされています。しかし、33の州とコロンビア特別区の法律では医療用大麻の使用は合法化されています。また、現在は医療ではない嗜好品としての大麻の利用もワシントン州やコロラド州を筆頭に各州で徐々に合法化が行われていっています。

2020年の地方財政会議で発表された内容によると、各州ではMML(医療大麻に関する法律)の成立によって各州政府の借り入れコストを増加させてる事がわかったそうです。

大麻使用量が増加する州への投資リスクは高まる可能性がある


by:emerginginsider.com

テュレーン大学の専門家たちは、1990年から2018年までのMMLの成立が地方債に与えた影響について調査を行ったそうです。

MMLのを成立させた州の州債利回りは、MMLを成立させていない州の債券利回りに比べて7ポイント上昇する事がわかりました。『ポイントをドル換算すると、MMLは州の利息に充てる費用を年間平均で約735万ドル増加させる』と研究者は説明しています。

また、専門家たちは傾向として汚職率が高く、大麻栽培に適した気候であり、若者やアフリカ系アメリカ人、都市部の人間など大麻を使用する可能性の高いタイプの住民が多い州ほど、州の返済コストが高くなるという結果になっており、警察、矯正施設、保健、公共福祉などへの支出が増えている事がわかったそうです。

この結果は州への債権を保有している者、つまりは州債の債権者や投資家にとって大麻使用量が増加する州の方が投資リスクが高くなる可能性がある事を示唆しているそうです。

『大麻の自由化は州の支出を増加させ、州の財政負担を増加させ、その結果州の債務返済能力と信用リスクに悪影響を及ぼす可能性がある』と専門家は結論付けています。

仮に今後もし、日本で大麻の一部又は全部が合法化される事になる場合でも、施設や法整備、保護制度等あらゆる分野でかなりのコストが掛かりそうです。

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