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大麻(マリファナ)の成分CBDが新型コロナウイルスの重要な治療法の一つになり得る可能性がある(アメリカ)

大麻(マリファナ)の成分に含まれるCBDには、新型コロナウイルスの感染者に対して重要な治療法の一つとなる可能性を持っているという事が発表されました。

CBDの成分には、感染による炎症の軽減だけではなく治療後の精神的な面でも有効な治療法となり得ると研究者たちは説明しています。

大麻に含まれる成分CBD(カンナビジオール)が研究者たちによって注目され始めている


【新型コロナウイルスの感染者は深刻な肺炎を発症する可能性を持っている】by:thegrowthop.com

ネブラスカ大学とテキサスの生物医学研究所の研究者は、大麻に含まれる成分CBD(カンナビジオール)が新型コロナウイルスによって引き起こされる致命的な肺の炎症を軽減できると考えている様です。

研究者や医師が様々な新しい方法を使って新型コロナウイルスについての調査を急いで進める中で、新しい研究と過去の研究結果では矛盾が生じる結果になる事が多々あります。大麻は、そういった例の中でも新型コロナウイルスとの相互作用について代表的なものの一つとなっているようです。

アメリカ公衆衛生局は世界的なパンデミックの最中である今月3月、大麻の喫煙と加熱式タバコのヴェイパー(vaper)の喫煙者が関して新型コロナウイルスに感染してそれが拡大する可能性が高いという発表をしていました。

肺の健康に関しての専門家は、感染者は気道でも炎症が起きてる為にタバコや大麻の様な可燃性物質の吸引は推奨はしていません。しかし、新しい研究によって大麻の成分の一部であるCBD(カンナビジオール)に関しては感染の予防や治療に関して有効であるものの候補の一つとして浮上し始めています。

未だに治療法の確立していない症状を軽減する可能性がある


【CBDの相互作用についての研究が進められている】by:unsplash.com

学術雑誌である「Brain, Behavior, and Immunity」に今月掲載された記事の中で研究者たちは、新型コロナウイルスと闘う為の抗ウイルス性、抗炎症性とカンナビノイドの相互関係についての研究を呼びかけています。

「急性感染症は発熱、咳、筋肉痛の症状を引き起こす免疫暴走(サイトカインストーム)に繋がる可能性があります。」と説明しており、重度の場合はそれが肺の炎症を引き起こし、感染によって既に免疫システムが弱ってしまった患者にとっては呼吸困難などの致命的な症状に陥る可能性があるそうです。

この症状に至っては、世界中の研究者たちの中でも効果的な治療法はわかっていない為に深刻な問題となっているそうで、現在も様々な治療に関しての研究が行われています。

ネブラスカ大学とテキサスの生物医学研究所の研究者たちは、現在大麻に含まれている成分には新しい抗炎症作用があるという事について調査された過去の研究を参考にしているそうです。

大麻の主な成分ににはTHC(テトラヒドロカンナビノール)とCBDと呼ばれるものがあります。前者のTHCは心拍数の増加、不安感、見当識障害という判断力を低下させる症状等を引き起こす可能性があるものの、精神作用を持たない後者のCBDに含まれる抗炎症作用について重点を置いて研究が進められている様です。

“「THCとは異なり、CBDは安全性も高く、動物と人間両方での研究結果によっても薬理学的にも十分に許容される範囲のものです。これは、重症な疾患について軽減する為の実用可能性を持っています。」”

CBDには抗炎症治療だけではなく、精神面でも有効な治療法となりうる

研究者はまた、CBDは新型コロナウイルスの感染に対して抗炎症治療を超えた治療上の利点を持っていると説明しています。昨今のパンデミックでは人々に経済、仕事の安全性、社会的ネットワークに大きな不確実性を認識させる結果となり、世界中の多くの人に対してうつ病や恐怖、不安の上昇をもたらしました。

以前行われた研究では、CBDの成分はエボラ出血熱から回復した後の不安や感情的なストレスに苦しんでいた患者の精神的な健康を改善する可能性を持っていた結果が出ていたそうです。そして、このCBDの効果は同様に今回のパンデミックに対してもこのようなプラスアルファの治療の可能性を持つと言われています。

“「エボラ出血熱と同様に、新型コロナウイルスから回復した患者は、残留する慢性的な炎症や自己免疫反応によって引き起こされる様々な心理的、社会的ストレスを経験する可能性があります。」

“「従って、新型コロナウイルス感染に関連した不安や恐怖を緩和し、人々の社会的、身体的、心理的な幸福に及ぼす影響についてCBDの有効性を検証する臨床試験は、将来的に有益なものになるかもしれません」”

と説明されています。

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