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ディズニーは合法化に関係なく大麻やCBDを施設内に持ち込むゲストを許さない(アメリカ)

アメリカのカリフォルニア州とフロリダ州では医療用の大麻とCBD製品はどちらも合法化されていますが、ディズニーの施設内ではこれらの使用・持ち込みは固く禁止されているそうです。

中には法的な訴追にも直面されたケースがあり、頑なにこの方針を変えないディズニーに対して、アメリカでは多くの人々が不満の声を上げているそうです。

ほぼ全ての医薬品は認められているものの、大麻関連のみ頑なにNG


【連邦法でも認められているCBD製品も持ち込みが禁止されている】by:seenthemagazine.com

新型コロナウイルスのパンデミックの影響で、4か月の閉演を経てカリフォルニア州のディズニーランド・リゾートは段階的に施設を再開しはじめています。

カリフォルニア州では医療用の大麻は2016年の国民投票によって合法化されていますが、州内のディズニーランドの施設では例え医療用と言えど大麻の使用は許可されていません。その理由についてはディズニーランド側は説明をしていません。

医療用大麻やCBD製品はディズニーが運営する全てのテーマパーク、ホテル、ショッピングエリア内で禁制品として厳しく扱われています。一方、これらを除くほぼ全ての医薬品はディズニーの施設で服用する事が出来るようです。もちろん、アルコールだって販売されています。

カリフォルニア州の元祖ディズニーランドでは合法化のあと、9人が逮捕されている


【逮捕された違反者は、警察によってパークの外に追い出される】by:ocregister.com

ディズニーのテーマパークのの元祖であるディズニーランドはカリフォルニア州のアナハイムにあり、この州では21歳以上であれば医療用に限らずあらゆる大麻の購入、使用が合法化されています。

しかし、ディズニーのテーマパーク及び関連施設内では州法は関係なく公園の公式なルールとして「大麻(大麻濃縮製品も含む)、またはあらゆる違法物質」が禁止されています。大麻の濃縮製品であるCBDは連邦法及び州法のどちらでも違法ではなくなりましたが、こちらに関してもディズニーは施設内への持ち込みと使用を禁止し続けています。

実際にアナハイム警察は、カリフォルニア州が2018年に大麻を合法化して以来、ディズニーの敷地内で大麻(CBD等の大麻濃縮製品も含む)を所持していた人を9人逮捕しています。

しかし、大麻についてはカリフォルニア州では所持する事は違法ではありません。ディズニーでは禁止されているとはいえ、州内で合法とされている大麻の所持者をどうやって警察を呼んで逮捕させているのでしょうか?

『逮捕』には複数の種類があります。ライターのリンジー・バートレット氏はこの疑問について以下の様に取材して報告しています。

“『アナハイムのディズニーランドで警備員を行っていた元従業員の説明によると、ルールを破ったゲストは「ディズニーの刑務所」と呼ばれるパーク内にある拘置所の様な場所に連れて行かれます。そこは約3メートル四方くらいの広さで鏡張り壁とベンチが置かれている白い部屋らしいです。そこでディズニー側がアナハイム警察に連絡を取っている間待機するそうです。』

警察に付き添われて敷地外に追い出されるものの、最終的には起訴される事は無いらしいです。ただ、大麻に関してはほとんどの場合、公共の場所での使用は違法となっているため、パーク内で大麻の喫煙を行って逮捕された場合、それに基づいて罰金が科せられる可能性はあるそうです。

フロリダ州では一時告訴まで発展。違法な物は何一つ所持していなかった


【使用について正式なライセンスを持っていてもディズニーには通用しない】by:ocregister.com

フロリダ州のオークランドにあるウォルト・ディズニー・ワールドでも状況は似ている様です。フロリダ州では大麻の仕様は全面的には合法的ではないものの、医療用としての大麻や高レベルのTHC成分の含まれるCBD製品は認可された処方箋で合法的に入手する事が可能です。

2019年、69歳の女性がウォルト・ディズニー・ワールドのパーク内で警備員に逮捕されました。彼女はバッグの中にCBDのオイルを入れてパーク内に持ち運んでいました。しかし法的に認可を得て公共の場所でこれらの治療薬を利用する事が認められていたそうです。

この女性が逮捕された時は国内でも大きな騒動となりました。合法的なCBDを所有しており、関節痛の痛みの治療薬としてCBDを利用していたにも関わらず逮捕され、更には法的に告訴までされたからです。

この告訴自体は数週間後に取り下げられたそうですが、ファミリー向けとして自社を売り込んでいたディズニーという企業が、高齢者が合法的な鎮痛剤を所持していたにも関わらず、逮捕する為に地元の警察の力を使うという行動を起こした事に多くの人々が衝撃を受けて抗議しました。

あまりにも広く激しい非難があった為に、当時はこの事がきっかけでディズニー側が考え方を改めて方針を変える事が世間に期待されていましたが、ディズニー側は自分たちの方針を変える事はありませんでした。

2020年7月の時点でもディズニーはカリフォルニア州とフロリダ州のテーマパークと関連施設内での大麻及びCBD等の大麻成分濃縮製品の禁止を堅持しています。大麻やCBDで治療を行っている患者であるゲストは家にそれらを置いてこない限り、ディズニーのテーマパークに足を踏み入れる事は出来ません。

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