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エクアドルでは大麻(マリファナ)が栽培が合法化されたものの、全ての農民が参入できるわけではない(エクアドル)

これまで、エクアドルでは10グラム未満の個人の大麻(マリファナ)の所持は実質的に合法とされてきていましたが、栽培や販売については厳格な罰則が設けられていました。

しかし、今年の6月より農民による大麻の栽培が合法化され、今後120日以内に管轄の農牧水産省はガイドラインを制定する必要があります。

エクアドルでは他国と比べてもより収益性の高い大麻栽培が可能になる


【エクアドルの国旗】by:hemptoday.net

2013年以前までエクアドル国内では大麻について厳格な取り締まりが行われていましたが、法律の改正によって個人の場合10グラムまでの所持では起訴されない様になりました。

しかし、最近まで栽培・販売や供給については違法行為とされており、逮捕された場合、高額の懲役を科される可能性がありました。

しかし、今年6月の終わりから農民によるエクアドル国内での大麻の栽培を許可する流れになり、同国の包括的刑事基本法(COIP)の規制対象リストから大麻を除外して農牧水産省の管轄下に置かれる形になりました。

実質的に、農牧水産省の指導のもとに農民は産業用の大麻を栽培する事が出来る様になり、農牧水産省は今年6月に行われた法制定から120日以内に大麻に関する規制のガイドラインを制定しなければなりません。

今回重要な事として、このエクアドルの新しい法律では向精神成分であるTHC(テトラヒドロカンナビノール)の規制値を1.0%にした事が挙げられています。この規制値は、一般的な世界基準である0.3%を遥かに超えています。

THCのレベルが高い分、大麻から抽出される最も収益性の高い成分であるCBD(カンナビジオール)が多く含まれるそうです。その為、1.0%の基準を取っている国は、基準値が低い国よりもこの分野では1シードあたりの収益が高くなる為、市場で優位な立場に立つ事が出来る可能性が高くなります。

歓迎はされているものの、小規模な生産者にはハードルが設けられている


【THCの規制値には各国上限が決められている】by:unsplash.com

THCの規制値を1.0%に設定している大麻生産国にはウルグアイ、南アフリカ、マラウイ、タイや、オーストラリアの一部の州などがあります。ヨーロッパではEU非加盟国のスイスがこの規定値を適用しているようです。

エクアドル内の力を持った大麻関係者はこの大麻栽培の合法化について歓迎をしている状況ですが、一方同国の大麻コミュニティ連合会では、法律の中に含まれている国境や沿岸地域での大麻栽培を禁止する内容には疑問を投げかけています。

また、この規制案には保障や必要なライセンス、手数料などの要件も含まれている為、小規模な生産者や農民がこの産業に参加するにはややハードルが高く設定されてしまっています。

これらの小規模な生産者が法律を遵守して大麻の生産を行う為には何らかの法人を設立したり、団体を結成する必要がある様です。

今後いくつかの不満や批判に関してどうガイドラインを制定していくのか


by:hemp.im

大麻コミュニティ連合会はまた、新しいこの法律はエクアドルの農務省に大麻作物の検査、制裁、破壊等に関する過度な権限を与えられており、農薬の使用に関連する環境への配慮が欠けていると批判の声が挙がっています。

エクアドルの薬用・産業様大麻の教会であるエクアカナモ(EcuaCáñamo)は、規制はシンプルでなければならず、やりすぎた規制によって引き起こされる他国との問題を回避する必要があると主張し、規制は産業用途を包括して、エクアドルの大麻の経済的及び輸出上の約束を果たすべきであると述べました。

エクアドル国内の地域気候の多くは、大麻の生産に有利な条件を提供しており、年間を通じて安定した信頼性の高い収穫をもたらし、スタートアップの段階でのインフラ投資を最大限に抑える事が出来ます。また、他のラテンアメリカ諸国と同様に、エクアドルの労働コストは世界の他の地域と比較して高い競争力を持っており、今後大麻の合法化による経済的成長が期待されています。

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